きついバイトは人の苦しみや痛みがわかる
19歳の時にやっていたのが、企業の世論調査のバイトです。これは、会社に指定されたある家庭の住所を訪問して、いろんな新製品についてのアンケートをとるというものでした。
まず呼び鈴を押して「世論調査なんですけど、ご協力お願いできますか」という具合なんですが、そこでうそをつくんです、「5分で終わります」と。実は15分は軽くかかるんですけどね(笑)。
で、いろいろ質問をして、最後に年収を聞く。「なんでそんなこと聞くの? いいでしょそんなの」と怒る人が多いんですが、そういう場合はすかさず「500万円以下」に勝手に○をしていました(笑)。
一日5件ぐらいやったかなあ。中には丁寧に答えてくれた家もあったけど、基本的には厳しかったですね。こんなくどい顔をした若者が、玄関でいきなり「リサーチ会社の者ですけど」なんて、絶対うそっぽいもん(笑)。
で、何年か後に、今度は僕のうちに若い女の子が来た。丁寧に答えてあげたらはがきをくれましたね。「あんなに優しくしていただいたのははじめてです」って。きついバイトをすると人の苦しみや痛みがわかるようになりますから。人生経験には良いかもしれませんね。 |
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現場から逃げない。バイトも芸能界も同じ
大学生の時は自動車部に所属していたんですが、ほかの部活に比べてとにかく部費がかかって大変でした。
そのほとんどが個人負担なので、自動車部には先輩が紹介してくれるバイトがたくさんあったんです。まあ、半分は部にピンハネされるんですけど(笑)。
大学2年生のときにやっていたのが、五反田にあった運送会社でのバイトでした。中華料理店のシューマイとかギョーザとか肉まんとかを、デパートや食堂にトラックで配送していましたね。だから某デパートの裏の入り口あたりなんか、よく知ってますよ(笑)。
一番うれしかったのは、うまいもんを食べられたことですね。製品の管理が厳しいから、一日でも賞味期限が切れたものはすべて捨てなくちゃいけない。でも、それは製品管理上の問題で食べる分にはまったく問題ないんで、こっそり、たくさん持って帰って、毎日食べてましたね(笑)。当時は貧乏だったし、うまいもん食えて最高に幸せでしたね。
あとになれば楽しいですけど、きついこともそりゃたくさんありましたよ。でもとにかく、現場から逃げないことは肝に銘じていました。芸能界も厳しい世界ですから、現場から逃げない忍耐力は、バイトで鍛えられたと言っても過言ではないかもしれません。 |
汗水たらして、稼ぐ大変さがわかった
これも自動車部のピンハネ・バイトだったんですが、横浜でお歳暮の配達をしていました。自分の車を持ち込むと、バイト代が少し上がるんです。なので、当時まだ買ったばかりだったカローラで仕事をしていました。
ほとんどの家が高台にあったので、階段を2階分ぐらい上がって届けなくちゃいけない。まあサラダ油セットのヒモが、指に食い込む食い込む。液体関係のギフトはゆううつでしたね(笑)。
あと、ある時僕の担当エリアじゃない荷物が間違えて来ちゃったんですよ。でも道一本はさんだ家だったから、ここは配達してあげようと。配送所に戻したら一週間後の再配達になってしまうので。で、訪れたら犬が広い庭に3頭放し飼いなんですよ。もう最悪だと。で、犬が遠くに行って見えなくなったから、そーっと入って呼び鈴を押したら、ただならぬ気配がして、パッと振り向いたらおれを見て3匹がグルグル言ってるの。急に動いたらまずいんでそっと後ずさって、間合いをあけてダッシュで逃げましたね。で、そのまま迷わず配送所に送り返しました。中途半端な親切心を出したら殺されかけたという(笑)。
でもバイトの最後には、自分の持っていった車で配管の太いパイプ踏んで、車が故障しちゃった。結局は修理代で赤字でしたね。経験と、あとは横浜の土地勘だけが残りました(笑)。いやー、実際汗水たらして働くと、100円200円稼ぐ大変さが身に染みてわかります。「宵越しの銭は持たねえ」みたいな江戸時代の人の気持ちには一生なれませんよ! |
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| 一. |
キツいバイトで味わった苦しみのぶん、人には優しく!
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| 一. |
現場から逃げない忍耐力を養え! |
| 一. |
汗水たらして働いて、お金の大切さを学び取れ! |
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